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圧縮空気漏れを検出する方法とは?音響カメラを使う設備保全の基本

  • 執筆者の写真: SensBase
    SensBase
  • 14 時間前
  • 読了時間: 6分

工場では、圧縮空気がエア工具、シリンダ、搬送装置、バルブ、洗浄、包装設備など幅広い用途で使われます。便利な一方で、配管や継手、ホース、バルブ周辺から小さな漏れが発生しても、騒音の多い現場では気づきにくいことがあります。漏れが積み重なると、コンプレッサの負荷、エネルギーコスト、設備効率、保全作業に影響します。

圧縮空気漏れの点検では、耳で音を聞く、石けん水で確認する、超音波検知器を使う、音響イメージングカメラで可視化するなど複数の方法があります。この記事では、音響カメラを使った圧縮空気漏れ検出の基本と、短期レンタルで評価するときのポイントを整理します。

 

この記事でわかること

 

  • 圧縮空気漏れが設備保全で問題になる理由

  • 代表的な漏れ検出方法の違い

  • 音響イメージングカメラで何を可視化できるか

  • 工場点検での進め方と記録項目

  • レンタル評価で確認したい実務ポイント

 

工場配管の圧縮空気漏れを音響イメージングカメラで可視化する点検フロー図

 

 

圧縮空気漏れが問題になる理由

圧縮空気は工場の共通インフラとして使われることが多く、配管網が広いほど漏れ箇所を見つけにくくなります。小さな漏れでも常時発生していれば、コンプレッサは余分に稼働し、設備全体の効率に影響します。さらに、圧力低下によって末端機器の動作が不安定になったり、保全担当者が原因追跡に時間を使ったりすることがあります。

漏れは、継手、カプラ、ホース、レギュレータ、バルブ、シール部、老朽化した配管などで発生しやすいと考えられます。ただし、現場ごとに配管構成や騒音環境が異なるため、特定の箇所を決めつけず、点検ルートを作って確認することが重要です。

 

【ポイント】 ポイント: 圧縮空気漏れ点検は、単に漏れ音を探す作業ではありません。発見、位置特定、記録、優先順位付け、修理後確認までを保全ワークフローとして設計すると効果を評価しやすくなります。

 

 

漏れ検出方法の違い

圧縮空気漏れの検出には複数の方法があります。耳で聞く方法は手軽ですが、工場騒音の中では難しいことがあります。石けん水は局所確認に使いやすい一方、広い配管網を短時間で巡回する用途には向きにくい場合があります。超音波検知器は漏れ音の周波数成分を捉える方法で、保全現場で使われることがあります。

音響イメージングカメラは、複数のマイクで音源方向を推定し、カメラ映像上に音の発生位置を重ねて表示する考え方です。視覚的に漏れ候補を示せるため、点検者だけでなく、保全チームや管理者と結果を共有しやすい点が特徴です。

 

比較表

方法: 耳による確認 / 得意なこと: 手軽な初期確認 / 注意点: 騒音環境では判断しにくい

方法: 石けん水 / 得意なこと: 局所的な漏れ確認 / 注意点: 広域巡回や高所では手間がかかる

方法: 超音波検知器 / 得意なこと: 漏れ音の検出 / 注意点: 位置共有や記録方法を工夫する必要

方法: 音響カメラ / 得意なこと: 音源位置の可視化と記録 / 注意点: 周囲騒音、距離、反射、操作条件を確認

どの方法も万能ではありません。現場では、音響カメラで候補位置を見つけ、必要に応じて近接確認や修理後確認を行うように、複数の方法を組み合わせると実務に落とし込みやすくなります。

 

音響イメージングカメラの使い方

音響イメージングカメラを使う場合、まず点検対象エリアを決め、配管や装置を一定の距離から確認します。画面上に音源候補が表示されるため、継手、ホース、バルブ周辺に反応があるかを見ます。反応がある場合は、位置、設備名、撮影画像、点検時の運転状態を記録します。

工場では、稼働音、エアブロー、モーター、搬送装置、作業者の動きなど、漏れ以外の音も存在します。そのため、音響カメラの表示だけで即断せず、同じ位置を角度を変えて確認したり、設備の運転状態を把握したりすることが大切です。修理や締め直しを行った後は、同じ条件で再確認すると効果を説明しやすくなります。

点検記録としては、画像や動画だけでなく、対象設備、階層、配管ライン、推定位置、確認者、日付、対応状況を残すと管理しやすくなります。保全活動では、見つけた漏れを直すだけでなく、次回点検で再発や新規漏れを比較できる状態にすることが重要です。

 

レンタル評価で確認したいポイント

音響カメラを短期レンタルで評価する場合、最初に現場の目的を決めます。省エネ目的で広域巡回したいのか、特定ラインの不具合を追いたいのか、保全報告の見える化をしたいのかによって、評価すべき項目が変わります。

確認したい項目は次の通りです。

 

  • 工場騒音の中で漏れ候補を見つけやすいか

  • 点検距離、角度、高所、狭所で使いやすいか

  • 画像や動画を保全記録として残しやすいか

  • 点検ルートを作ると何分で巡回できるか

  • 修理前後の比較を現場メンバーに説明しやすいか

  • 既存の保全台帳や報告書に結果を転記しやすいか

PoCでは、代表的な配管ラインを選び、稼働中と停止中、近距離と少し離れた位置、騒音の多い時間帯と少ない時間帯を比較すると判断しやすくなります。見つかった漏れ候補については、現場担当者と位置を確認し、修理後の再確認まで行うと、導入判断に使える材料が増えます。

 

関連機器

Sensbaseでは、研究開発・PoC・実証実験、工場設備保全向けに音響イメージングカメラのレンタルをご案内しています。圧縮空気漏れ、設備異音、部分放電などの点検では、現場条件によって見え方が変わるため、実際のラインで短期評価する価値があります。

 

 

よくある質問

 

音響カメラだけで漏れ量まで確定できますか?

機器や条件によって扱える情報は異なります。記事では一般論として、音響カメラは漏れ候補の発見・位置特定・記録に役立つ機器として説明しています。漏れ量や削減効果を扱う場合は、現場条件、機器仕様、別測定との組み合わせを確認してください。

 

工場がうるさくても使えますか?

騒音環境で使いやすいかは、音の種類、距離、反射、対象位置、機器設定によって変わります。レンタル評価では、実際の稼働状態で確認し、角度や距離を変えて再現性を見ることが重要です。

 

点検結果はどう記録すべきですか?

画像・動画、設備名、場所、運転状態、確認日時、対応状況、修理後確認を残すと実務に使いやすくなります。保全台帳や報告書に転記できる形で記録することをおすすめします。

 

まとめ

圧縮空気漏れは、工場のエネルギー効率、設備安定性、保全工数に影響する重要な点検テーマです。音響イメージングカメラを使うと、漏れ候補の位置を映像上で可視化し、保全チーム内で共有しやすくなります。ただし、周囲騒音、距離、反射、設備の運転状態によって結果が変わるため、実際の現場で確認することが大切です。

Sensbaseでは、工場設備保全・点検向けに音響イメージングカメラの短期レンタルをご案内しています。圧縮空気漏れ検出、設備異音の調査、購入前評価をご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。

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